居直りからの目覚め

私が20歳代のころ(約35年前)「ファッション・ブティック」が日本に出始めました。私は東京の六本木でIN&ONT(ブティック)に参加し、衣を持って自分を目一杯飾り、「人と違う自分、カッコイイ自分」が全ての生き方をしていました。

数年後ファッションの仕事から転職し次の仕事に就くまでに少し時間がありました。
目一杯カッコイイ自分(勝手に思っている自分)からカッコ悪い自分(普通・表面的)になった時、自分を知っている人に会いたくない。特にカッコイイ自分を知っている人には会いたくない。そんな、元気のない悶々とした日々を過ごしていました。

ある日、ファッションの仕事を一緒にしていた昔の仲間、友人、知人が集まるイベントが有り、どうしても出席することになりました。行きたくない、会いたくない、そんな日々を過ごしている時、頭の中にある考えが浮かんできました。

「誰にどう思われてもいい、思うのは勝手だ。今の自分を見下されても、離れていく人がいても仕方がない。それが今の自分だから。ただ、自分が元気を取り戻したとき、態度が変わった人には真剣に関わらないでおこう。」と強く思いました。

自分勝手に惨めに思い、勝手にドン底と思って、その自分を居直ることが出来たとき、前向きに進むキッカケになり元気を取り戻しました。
自分に居直ることが出来たその時、思考に力が戻り、意識や想いを自分の外に向けるのではなく、自分の内に向けることが出来るきっかけになりました。

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